銀色の恋人…しろがね

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月夜サーカスのテントの中、鳴海を想うしろがねです。おもわず泣かせてみたけど…泣けないんでしたよね(汗)
人形を壊す人形として感情を殺し寂しく生きてきた彼女が、勝と出会い、鳴海を想い、人として自立していく。そんな姿がとても素敵でした。
90年生きてるのに世間知らずなのは(精神年齢もかなり幼い)やはり人と交わらずに生きてきたからなんでしょうね。これからの300年近くはものごっついイイ女で生きていきそうです。隣にいるのがすげー良い男だしね(*⌒O⌒*)

タイトルはタニス・リーのSF小説より。
試作品の銀色の体躯をした美しいロボットに恋をする少女のお話。母親のあやつり人形だった少女が自立していったり自意識のなかったロボットが愛に目覚めたりと、テーマがかなりからくりとかぶります。
藤田さんはこの作家さんが好きとのことなので、当然意識したんだろうなぁ。私はこれしかタニス・リーの作品を読んでません(‥;)

紙に鉛筆で描いたものをペインターで彩色、Photoshopでトリミングしました。2007.7.8