十代の頃、それはそれは辻仁成が好きだった。
エコーズってバンドをやってて、すっごい熱いヤツなのにクールでカッコいい曲を書いて。
小説も、元々すごいイイ詞を書くからきっと文章もイイよねって、2冊目くらいまではちゃんと読んでた。
本当に夢に見ちゃうくらい好きだったのに。
あるテレビ番組に出演した時一気に熱が冷めた。
文壇の大御所に諂うような態度の彼を見て。
イママデズットカッコツケテタクセニ!
思わず画面にツッコミを入れた。
そしたらそれまで目に入らなかった良くない面もすごく気になりだした。
今となっては辻仁成を好きだった自分が恥ずかしくて仕方がない。
時々映画やミポリンの事で話題に出ると恥ずかしくてその場から逃げたくなってしまう(笑)
そう思ってるのも恥ずかしいから黙って笑ってるけどさ。
でも、
黒歴史となってしまっても、十代の頃好きだった辻仁成の曲は今だって輝いてる。
時々アルバムを引っ張り出して聴いたりもする。
アレンジ変えれば今だってイケルじゃん?とか思ったりもする。
作品が素晴らしければ、その価値は変わらないから。
……まぁ自分に言い聞かせてる気もするけど。今は(>_<)
何の暗喩かは察してくれい。